2011年1月1日土曜日

検察庁特捜部岸検察官の不起訴決定について

原田です。

皆様から沢山のコメントや励ましのお言葉をいただき感謝しています。

現在9833名の方々から、ご署名をいただくことができたのは、皆様の応援のお陰です。
ツイッターやネットで応援してくださる皆様、いつもありがとうございます。

皆様に今日は、検察庁特捜部における担当3人目となります岸検察官の「不起訴決定」についてお伝えしようと思います。

■5月25日に告訴の受理のご連絡をくださった濱検察官から、いつの間にか佐藤検察官に交代されていました。
■9月6日に担当2人目の佐藤検察官から、私の代理人である弁護士の先生に呼び出しがありました。

【9月6日の検察庁特捜部佐藤検事から弁護士の先生へのお話】
○特捜部の検事が,告訴の被疑者(男性),最初に被害を訴えた女性,当時その場にいた駅員さんから話を聞いた。
○彼ら(告訴被疑者男性・被害を訴えた女性)からすれば,最初痴漢事件について,被害があったという言い分。
○暴行被疑者は,暴行の被疑事実について「そんなことは有りませんよ。」と否認している。
○厳しく追及してはみたが,このままで,彼らの言い分を覆すような証拠があるかというと難しい。
○痴漢が冤罪であり,金銭目当てなどでいちゃもんをつけて,という可能性も考えて,追及していたが,どうもそういう話はなさそう。
○彼らは,素性のよくない人たちではない。ちゃんとした大学に通っており,身元もきちんとした人間であった。
○彼らの言い分を覆して,暴行があったと立証できるか,というと厳しい。
○疑いがあったとしても,起訴できるかどうかのレベルは異なる,
○暴行していないという被疑者の弁解を覆して起訴するのは証拠的に厳しいか,
○お母様の方が目撃者を捜していると聞いている。もしそのような情報があれば教えてほしい。すぐ調べます。
○それがないとなると,立証手段なし。
○いつまでも中途半端な状態を続けるわけにはいかないので,目撃情報などの証拠が得られないと,不起訴とせざるをえない。
○何かしらあるのであれば,9月中に教えてほしい。

(弁護士の先生)ビデオや110番通報の録音記録などの客観的な証拠が存在するので,これをもとに,立証できないのか。
(佐藤検事)それも調べたが,全体含めて,客観証拠がないというのが原状
(弁護士の先生)当日の晩の着衣の乱れもビデオに映っているのでは。また,警察で写真撮影もしているのではないか。これは,暴行を振るわれた証拠とならないのか。
(佐藤検事)刺された,ということであれば,衣服の痕跡などは証拠になるが,どの状態から,着衣の乱れになったのかというのは,暴行と特定できない。

■10月13日に「無記名の目撃証言」の提出に、検察庁に伺いました。
その時に、佐藤検事宛に手紙を持参しました。
(一部抜粋)ところで,平成22年1月28日新宿警察書生活安全課の菅原課長様からのお電話では,「息子さんを東京都迷惑防止条例の被疑者と認定した根拠は,
学生3名の話,駅員2名の話,防犯カメラの映像です。根拠はこの3点です」と伝えられました。
ところが,別紙のとおり,JRからの回答では,JRの職員は事件を目撃していないという回答が来ました。
また,黄海様と菅原様のご説明によりますと,もともと,事件の現場を防犯カメラを調べてみたけれども,事件に関して,はっきり映っていないとのことでした。
結局,当事者のみの申告だけで,息子を被疑者と認定したのではないでしょうか。
目撃情報と,息子の録音の音声をもとに,現場検証していただき,真実を明らかにしていただくことをお願い申し上げます。

■11月1日から,佐藤検察官から岸検察官に代わられたというご連絡を頂きました。

10月13日に新宿駅でお会いした【集団暴行の現場】を目撃された方が,岸検察官より弁護士の先生の同行を認められず,お一人で11月17日に検察庁に呼び出され、訪庁されました。
目撃者の方は,「清田氏」と面談されましたが,「清田氏」が検察官なのか事務官なのか未だに不明です。

■12月15日に岸検察官から,弁護士の先生に連絡がありました。

「告訴事件について,本日付で不起訴にしました」
「具体的な証拠関係についてはお話しできないが,提供していただいた情報を含めて捜査した結果,このような結論となりました」
不起訴理由は「嫌疑なし」ということでした。
証拠不十分ではなく,嫌疑なしというのは「証拠がない」とのことでした。

12月2日に東京地方裁判所の決定の元、証拠保全の検証を行うため,裁判官・書記官・弁護士の先生・カメラマンの方が東京都警視庁通信指令本部に出向きました。
ところが、警視庁の方では,「人手が足りない」「業務に支障をきたす」等の理由で,証拠保全の検証手続きを12月27日に先送りにしました。
証拠保全の検証も終了していないのに,「証拠がない」という岸検察官のお言葉には,12月27日の[警視庁通信指令センター]において「証拠が何も出てこない」という確信が感じられます。
また,12月7日にJR東日本東京支社において,証拠保全の検証が行われましたが,昨年12月10日のJR新宿駅駅務日誌には「12月10日23時5分:8号ホームから迷惑行為で110番通報」と記載されていて,
息子と新宿駅西口交番の警察官とのやりとりからも,暴行事件の発生が午後11時5分前であったことが明らかであるのに,
JRが提出した証拠は午後11時15分以降の物であり,目撃者の方々のご証言の信憑性を全て否定する内容のものでした。

10月13日に検察庁の文書課の方に渡した手紙の,「目撃情報と,息子の録音の音声をもとに,現場検証していただき,真実を明らかにしていただくことをお願い申し上げます。」という
要望を実施していただくことはできませんでした。


これからも目撃者探しを続けていきますので、目撃された方、何か情報をお持ちの方、どうぞお知らせください。


●署名TV
原田信助の受けた暴行被害について、
十分な捜査を実施し,犯人を起訴することを求める署名



●署名TV
原田信助の受けた暴行被害について、
十分な捜査を実施し,犯人を起訴することを求める署名

[※] 携帯電話専用です。

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