2011年6月17日金曜日

6月14日 東京地裁にて第1回口頭弁論が開かれました。

原田です。

皆様から沢山のコメントや励ましのお言葉をいただき感謝しています。
ご支援くださる皆様、本当にありがとうございます。

皆様のご支援を頂いて、4月26日に国賠を提訴することができました。
6月14日午前10時30分 東京地裁709号法廷において、第1回口頭弁論が開かれました。
ご支援くださる方々、メディアの方々にお越し頂きました。
北海道から「市民の目フォーラム北海道」代表の原田宏二氏が応援に来てくださいました。
「国賠ネットワーク」の土屋翼氏も応援に来てくださいました。
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。
入廷頂けなかった方々にお詫び申し上げます。

冒頭に5分間の意見陳述をさせて頂きました。
3名の裁判官の方々、清水勉先生を始めとする私の代理人の先生方、東京都の代理人の5名の方々、そして42名の傍聴席の皆様に
息子の人となりや 警察の違法な取調べについてお伝えしました。
次回の口頭弁論は8月30日午後2時からと決まり、15分程で閉廷しました。

終了後、弁護士会館509号室にて「原田宏二氏との懇親会」が行われました。
原田氏から、「警察の冤罪事件への対応」について、貴重なお話を伺いました。
警察は、冤罪事件と判明した後も非を認めないということを知りました。
原田宏二氏のお話の動画は、後援会のHP「原田信助さんの国賠を支援する会」でご覧頂けます。
この国の警察の実態をぜひご覧ください。

息子が急逝して501日めに国賠を提訴することができました。
息子がいなくなって 550日めに第1回口頭弁論が開かれました。
口頭弁論が開かれた709号法廷で、真実が明らかになり 息子の名誉の回復がなされる日まで頑張ろうと心に誓いました。


これからも目撃者探しを続けていきますので、目撃された方、何か情報をお持ちの方、どうぞお知らせください。

6月14日東京地裁にて第1回口頭弁論が開かれます。

原田です。

皆様から沢山のコメントや励ましのお言葉をいただき感謝しています。
署名テレビは10601名の方々からご署名をいただき、6月7日をもちまして終了しました。
ご支援くださる皆様、本当にありがとうございます。

4月26日に国賠を提訴し、6月14日午前10時30分より東京地裁にて第1回口頭弁論が開かれます。
【原田信助さんの国賠を支援する会】も発足しました。
皆様に今日は、HPに掲載した後援会の挨拶文をお伝えしようと思います。

■後援会 挨拶文 
私の息子原田信助(当時25歳)は、平成21年12月10日午後11時頃、帰宅のため、 新宿駅構内を通行中に、見知らぬ男性らから、突然階段から引き落とされ、
暴行を振るわれました。
駆けつけた駅員からも暴行を受け、息子は、何とか抵抗して体制を反転し、「今、暴行を受けている」と、携帯電話から110番通報しました。
ところが、新宿駅西口交番から駆けつけた警察官に無理やり連行されたのは息子の方でした。
「任意同行」と称されて、交番に連行された後拘束され、私に電話をすることも許可して頂けませんでした。そして、
「あなたは被害者なんだから、署に行って、刑事さんに話さなければいけない」と、騙されて、パトカーで新宿警察署に連行されました。

息子は、新宿署の刑事に、「痴漢容疑の取調べだ」と言われて、初めて自分に痴漢の容疑がかけられていることを知りました。
息子は、自分が一方的に暴行を受けた被害者であることを説明しましたが、3人の刑事はメモでさえ取ろうとしませんでした。
翌朝まで一方的に自白を迫る取調べが続き、「原田さん、もう帰っていいですから」とやすひら刑事に言われたのは朝の4時頃でした。
次に新宿署に行くときは、被害届を出すことになったものの、やすひら刑事の「お互いに訴えあえ」
「証人として、(暴行を振るった)駅員さんの話を聞く」等の言葉に打ちのめされ、また長時間の取調べのため、心身ともに疲れ果て、自殺に追い込まれました。

さらに警察は、亡くなった信助を、痴漢の被疑者と認定して書類送検し、一方で、息子が必死で訴え続けていた暴行事件については、捜査を行わないまま、
書類送検も行わず、事件として終わらせてしまいました。

私がその夜、息子の身に何が起きたのかを詳しく知ることができたのは、息子が英会話の勉強のために持ち歩いていたボイスレコーダーを、私に残してくれていたからです。
新宿西口交番と新宿警察署の取調べの一部始終を録音した息子のボイスレコーダーには、突然の暴行によって傷ついた身体の手当てもされず、自分は110番通報した被害者だと説明しても、訴えを取り上げず、電話も許されず、身に覚えのない痴漢の被疑者として一方的に追及され、どんどん衰弱していく息子の声が収められています。

息子の人生は、希望に向かって歩み始めたばかりでした。息子は意志の強い努力家で、JAXAに入る時には、一日15時間も勉強していたことを、親友の方から教えて頂きました。 息子がいなくなり、初めてむすこの部屋に入りましたら、部屋中本がいっぱいで、資格試験の参考書が積まれていました。事件の前月には情報処理技術者の資格も取得していました。他にもまだまだ人生で挑戦したいことが沢山ありましたし、「将来、早稲田大学に奨学金をつくりたい」などの夢もありました。

昨年の12月27日の警視庁通信指令本部の証拠保全の検証において、「お腹を触られた」被害を申告した女性が、事件の翌朝4時30分前には、
「(息子は)人違いだった」と証言していた事実が明らかになりました。
人違いであることが判っていながら、49日後に、息子を、「東京都迷惑防止条例の被疑者」と認定して、書類送致した新宿署の行為は、犯罪と言わざるを得ません。
人間として、親として許すことはできません。

この度、国賠を提訴したのは、息子の名誉の回復のためと、この国の警察の捜査によって、息子のような被害者を二度と出してはいけないという願いからです。
息子の事件が報道されてから、沢山の方々にご支援を頂きました。
代表の清水勉先生を始めとする弁護団の先生方、後援会代表の岡村遼司先生、荒川区議の 小坂英二先生、「市民の目フォーラム北海道 代表」原田宏二氏、
HPを起ち上げて頂いた 支援者の方には、本当に感謝しております。
息子の友人の方々、事件をご登載くださったメディアの方々、報道を通じて事件を知り、 ご支援を始めてくださった皆様に心より御礼申し上げます。

息子の名誉の回復のみならず、今後同じ冤罪事件が起こらないためにも、頑張ってまいります。
これからも皆様のご支援を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。

原田尚美


息子の名誉の回復に向けて第1歩を踏み出すことができたのは、皆様の応援のお蔭です。
心より御礼申し上げます。
昨年の息子の一周忌の法要の時に、お友達から頂いたドラセナ・サンデリアーナは今も元気に葉を伸ばしています。
息子が枯れないようにと願っているのでしょうか。


これからも目撃者探しを続けていきますので、目撃された方、何か情報をお持ちの方、どうぞお知らせください。

目撃者を探しています!6/2追記

原田です。

皆様から沢山のコメントや励ましのお言葉をいただき感謝しています。
現在10573名の方々から、ご署名をいただくことができたのは、皆様の応援のお陰です。
ご支援くださる皆様、本当にありがとうございます。

4月26日に、清水勉先生を代表とする9名の弁護団の先生方のご協力の元、国賠を提訴しました。
昨年よりご支援を頂いている方に、国賠を支援するHPを起ち上げて頂きました。
(仮)【原田信助君の国賠を支援する会】は、様式が整い次第、皆様にお伝えいたします。

第1回口頭弁論の期日も6月14日と決まり、「市民の目フォーラム北海道」の原田宏二氏が、東京地裁に応援に来てくださることになりました。
公判終了後に、弁護士会館にて「原田宏二氏との懇親会」を開きます。
皆様のご参加をお待ち申し上げます。

皆様に今日は、東京地検検事正 鈴木和宏様と 警視庁 警視総監 池田克彦様へ4月26日付けで送付した【質問状】への対応とご回答についてお伝えしようと思います。
■5月2日に検察庁記録課の鈴木氏より「記録課の担当検事から説明したいので、検察庁に来て頂きたい」というご連絡をいただきました。
今まで何度か検察庁に伺い、3月31日には刑事部の新宿署担当 高橋検事様よりご説明頂きましたが、今回は文書による解りやすいご説明を求めた【質問状】ですので、文書による回答をお願いしたところ、「それでは回答できませんが、よろしいでしょうか」と言われました。
「文書によるご回答をお願いしておりますので、文書にてお願いいたします」とお答えしたところ、回答書は届きませんでした。

■【警視総監宛ての質問状】のご回答が、警視庁総務部広報課長から5月24日付けで届きました。

                              広, 聴2第1126号
                              平成23年5月24日
原田尚美様
                              警視庁総務部広報課長
           
               回      答      書
 平成23年4月26付け警視総監宛ての文書によるお申し出については、次のとおりですので通知します。
                       記
 損害賠償請求訴訟で係争中の案件につき、回答は差し控えさせていただきます。

■昨年の新宿警察署長からの【質問状に対する回答について】は、以下の通りでした。

                               新宿, 警第154号
                               平成22年9月10日
原田尚美様
                               警視庁新宿警察署長
    質問状に対する回答について
 貴殿からの警視総監及び当職宛の平成22年8月11日付け「質問状」について、
下記のとおり回答します。
                          記
1 質問事項[1]~[7]について
  個別事件の捜査に関する事項につき、回答は差し控えさせていただきます。
2 質問事項[8]について
  当署員が、テレビ局のディレクターを経由して、貴殿に防犯カメラの画像を見
 るように打診した事実はありません。
3 質問事項[9]について
  当署では、メディアへの対応は同一の内容で行っておりますので、メディアの
 報道内容が異なる理由については、分かりかねます。

2つの回答を比べてみますと、どちらも「●●●の案件(事項)につき、回答は差し控えさせていただきます。」
と、回答できない理由を述べるための「回答書」であることが分かります。
「警察の都合の悪いことは隠します」と言っている様に聴こえます。
冤罪被害者の遺族として、関係者の方々には間違いを認める勇気をお持ち頂いて、同じ過ちを繰返さない努力をして頂きたいと切に願います。

メディアに報道されない「知られざる国賠訴訟」が各地で進行しています。
警察の都合で報道できないメディアの方々の立場も理解できますが、「真実の報道」ができる報道機関であってほしいと願っています。


これからも目撃者探しを続けていきますので、目撃された方、何か情報をお持ちの方、どうぞお知らせください。