2011年3月9日水曜日

目撃者を探しています! 2/11 追記

原田です。

皆様から沢山のコメントや励ましのお言葉をいただき感謝しています。

皆様のお蔭で1月13日にご署名一万名に到達することができました。
ここに慎んで御礼申し上げます。
ツイッターを始めてから半年経ちましたが、2400名以上の方々からフォローして頂きました。
初めは一人で始めた活動でしたが、今では沢山の方々の応援を頂いています。
ご支援くださる皆様、本当にありがとうございます。

昨年の今頃は、一昨年の12月10日に新宿駅で関わってしまった方々のために、息子が帰宅することができなかった部屋に通っていました。
部屋中本だらけで、足の踏み場もないほどでした。
息子がたまに風邪をひいて自宅に夕食を取りに来れなかった時に、息子の部屋に夕食を届けに行ったことがありました。
部屋に入れてもらうことができませんでしたので、散らかっているんだろうと思っていました。
息子の部屋に入って初めて、私を入れなかったのではなく、入れることができなかったのだということが解りました。
机の上には、宅検・気象予報士・英検・証券アナリスト等の資格試験の教材が山積みにされていました。
事件の起きた一月前には、情報処理技術者の資格試験に合格していたことも、机の上の本の山の中にあった証書からわかりました。
10月に転職したばかりの大学の上司の方に「趣味は資格の取得です。」と話していたことを、12月のある日伺いました。
いつも何かにチャレンジしていた息子でした。

この頃、あるメディアの方から、国士舘大学野村講師の痴漢冤罪事件の解決にご協力された荒川区議の小坂英二先生のことを教えて頂きました。
初めて、小坂先生に息子の事件をお話した日、小坂先生は「何て酷い話なんだ。」と息子のために泣いてくださいました。
2月29日には、先生のブログに
【痴漢冤罪、そして自殺。目撃者を探しています】http://kosakaeiji.seesaa.net/archives/201002-1.html
という記事を掲載してくださいました。

皆様に前回の追記で昨年の1月11日のことをお伝えしましたので、今年の1月11日からの出来事をお伝えしようと思います。

■1月11日
昨年の1月11日から一年間、早稲田駅に献花に行きました。
ホームで息子に黙祷を捧げてから、早稲田駅の職員の方々に花束をお預かり頂いて、終電から始発までの間、線路に花束をおいて頂きました。
昨年の一周忌の法要の後に、息子の友人の方々と早稲田駅に献花に行き、早稲田駅の職員の方々に一年間の御礼をお伝えしました。
今年の1月11日は、息子が新宿駅で暴行を受けた階段の下に赴き、床に白い花束を置き、数分間、息子に黙祷を捧げました。
見知らぬ女性が「あなた大丈夫?」と言って肩にお手をかけてくださいました。
その後、息子が無理やり連行された西口交番に行きました。
なかに入ると、一人の警察官が「ご用件は?」と聞いてきましたので、
「息子の供養に伺いました。」とお答えしました。
そのまま床に花束を置き、数分間、亡き息子に黙祷を捧げました。昨年と同じく誰一人として話しかけてくる警察官はいませんでした。
そして、ふたたび花束と鞄を手に取り、交番を出て、タクシーに乗って新宿警察署を目指しました。
一階の受付はすでに終了していましたが、入り口の警察官に「そのまま2階にどうぞ。」と声をかけて頂いたので、階段で2階まで上がりました。

息子が午前4時頃、やすひら刑事から「原田さん、もう帰っていいですから。」と言われて連れてこられ、
わずかな仮眠をとった長椅子は綺麗なソファーに変わっていました。
私はソファーの上に花束を置き、数分間、息子に黙祷を捧げました。
私はそのソファーの前でいまさらながら、息子の無念を噛みしめていました。
息子は新宿警察署を出る前に、駅員たちに引っ張られたというネクタイを床に置いていました。
「よし行こう。」たった一言決心したように言うと、息子は新宿署を後にしたのです。

■1月20日
15年前のJR池袋駅暴行殺人事件の被害者のご遺族の方とお会いしました。
ツイッターで知り合った方から、ご連絡先を教えて頂きました。
新宿駅で目撃者探しをしているうちに、池袋駅で15年間も目撃者を探していらっしゃるご遺族のことを知り、以前からお会いしたいと思っていました。
この日、ご遺族の方のご協力の元、新宿駅の暴行現場で目撃者探しの呼びかけを行いました。
池袋駅で15年もの間、目撃者探しをされているご遺族を前に、新宿駅の助役さんは今回は突然写真を撮る等の行動にでることはありませんでした。
木曜日に通る目撃者の方にお会いすることができたのは、この方のお蔭です。
この方のご子息が事件に遭った4月には、池袋駅での呼びかけに私も協力させて頂くことをお約束しました。

■2月10日
昨日は事件のあった10日で木曜日でしたので、新宿駅に目撃者探しに行きました。
1月20日から、池袋暴行殺人事件のご遺族である小林邦三郎様にご協力頂いています。
先日はY助役に、「ここでそんなことをされては困ります。」というご指摘を受けましたが、昨日は予め駅長室に伺い、小林様が
1.池袋の事件も新宿の事件も駅構内で起きた事件であることから、JR側も責任を感じて協力するべきではないかということ。
2.駅長室日誌を再度検証させて頂きたい事。
3.防犯カメラの映像が鮮明であるのだから、12月7日に証拠として提出された不鮮明な映像ではなく、鮮明な映像を見せて頂きたいこと。
をお願いしてくださいました。

「ネットで事件を知りました。」「ツイッターで応援しています。」「ブログもツイッターも見ています。頑張ってください。」とお声をかけてくださった方が数名いらっしゃいました。
本当にありがとうございました。

昨年の12月7日のJR東日本と、12月2日・27日の警視庁における証拠保全の検証については、裁判所に証拠として提出するまでは、公開することができない性質のものだそうなので、
皆様に今はお伝えすることができません。
ほんの少し進展がありましたとご報告申し上げます。
ご報告できる時期がきましたら、このブログとツイッターの方からお伝えしたいと思います。

昨年の12月11日の息子の一周忌の法要の時に、息子の元同僚の方々から頂いた花輪の中のドラセナ・サンデリアーナは今も元気に葉を伸ばしています。
1月11日に頂いた猫柳は根を張り始めました。
いつまでも元気でいてほしいと思います。


これからも目撃者探しを続けていきますので、目撃された方、何か情報をお持ちの方、どうぞお知らせください。
 

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